概要と実績

新・福岡古楽音楽祭の概要

 本音楽祭は、音楽愛好家によるボランティア組織「18世紀音楽祭協会」により開催されてきた「福岡古楽音楽祭」を引き継ぎ、福岡県、福岡市のご支援のもと実行委員会体制により2014年(平成26年)再スタートした音楽祭です。この体制となって今年で10回目、また前身の福岡古楽音楽祭を含めますと通算25回目という節目を迎えます。

 1999年に始まった福岡古楽音楽祭の発端は、平成最初の年1989年に開催された「福岡十八世紀音楽祭」まで遡ります。我が国初の本格的なピリオド楽器によるオーケストラ「東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ」の旗揚げ公演でしたが、これを一過性のイベントに終わらせるのはもったいないと、翌1990年から始まったのが熊本県小国町での「おぐに古楽音楽祭」でした。プロ、アマの垣根を越えた参加型の音楽祭として各地の古楽ファンが集い交流する形が出来上がり、会場が福岡に戻った後も今日まで受け継がれています。

 平成から令和にまたがる35年の時を経ても、旧音楽祭以来のミッション(1.プロのコンサート 2.アマチュアの発表の場 3.参加者の研鑽と交流の場)を心に留め、未来に向かって「古楽」に繋がる交流の輪を広げていく所存です。

 この数年、世界的なパンデミックにより、人と人との触れ合いが制限される中、オンライン等の活用により音楽の愉しみ方も多様化しました。一方で、生の音楽が与える活力が、私たちにとって生きる喜びや希望に繋がるかけがえのないものであることを再認識させられました。

 記念の年である今回のテーマは「福岡でつなぐ古楽の息吹」といたしました。折しもマスクの着用が個人の判断に任されるようになった中、伸び伸びと呼吸をしながら、奏で歌いつつ、古楽の魅力を発信したいと考えております。 皆様の変わらぬご支援、ご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年6月
実行委員長 村山暁


新・福岡古楽音楽祭実行委員会 会則

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新・福岡古楽音楽祭 過去の活動実績

第7回 2020/10/16-18
「バッハの鼓動」

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第3回 2016/10/8~10
「爛熟のパリ・ロココ」

2014メイン

第1回 2014/10/11~13
「ルネサンスからバロックへ」


新・福岡古楽音楽祭
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