古楽講座 むかしの楽器

~ vol.5 ホルン編 & vol.6 リコーダー編 ~

現代の楽器との違いを奏者自身による楽器の解説と実演で学ぶ「むかしの楽器」、毎年好評につき今回は2本立て!
ホルン編では、ヘンデル「水上の音楽」で使用する「狩猟ホルン」の、生い立ちや楽器の特性などのお話をしていただきます。
リコーダー編は、音楽の授業でおなじみのあの楽器、その知られざる歴史をひもときながら、イタリア・スペイン音楽の魅力に迫ります。

昨年の様子(ヴィオラ・ダ・ガンバ編)

♪本講座の聴き所を先生方に伺いました♪

【ホルン編】 塚田聡 先生

今回の新・福岡古楽音楽祭のメインコンサートで演奏されるヘンデルの「水上の音楽」にはホルンが2本入っています。野外の雰囲気がいやがおうにも高まる当時のホルンの響き。ヘンデルの音楽におけるホルンの役割なども探りますので、メインコンサートを聴くガイドにもなる講座です。ホルンを知ることでオーケストラの森の深みに分け入っていきましょう!

【リコーダー編】 古橋潤一 先生

「リコーダー」と言われてピンとこない人も「小学校でやってた縦笛」と言われたら「あぁ!あれか!」と思わない日本人は少ないのではないでしょうか。しかし、教育楽器として定着したが故に「楽器」として認知されにくいのがリコーダーです。実は歴史ある楽器なのに…おもちゃだと思っている人も少なくない。プラスチック製の楽器しか手にする機会がないからでしょうか。そもそも小中学校で吹いてたあの楽器は18世紀頃の形のリコーダー。一時廃れて、表舞台から姿を消す前の形なんですよね。じゃあそれ以前はどんな形だったの?
というわけで、今回はリコーダーの中でも、小学生が吹いていたモデルよりも古いルネサンスリコーダーから「ガナッシ」と呼ばれているタイプの楽器に焦点を当て、17世紀イタリアやスペインの音楽の装飾の基礎なども含めてその魅力を探ってみたいと思います。

◆古楽講座 むかしの楽器

講師[ホルン編] 塚田聡
[リコーダー編] 古橋潤一
日程[ホルン編]  2023年10月14日(土) 10:15〜11:45(10:00開場)
[リコーダー編] 2023年10月14日(土) 15:45〜17:15(15:30開場)
会場アクロス福岡 円形ホール (1F)
受講料各回1,000円
対象古楽器に興味のある方、どなたでも参加いただけます。
定員各回100名 ※先着順。定員になり次第締め切ります。