古楽セミナー(合唱)

【テーマ】ネウマ譜で歌う グレゴリオ聖歌 ~『主の昇天』:音楽化された昇天シーン~

合唱初心者から学べる4時間完結のセミナーです。
古い時代の作品を初めて歌う方、宗教曲が初めての方も大歓迎!
合唱の基本「ユニゾン歌唱」の神髄を一緒に体験しましょう!





講師安積道也
日時2019年10月12日(土) 14:00〜18:00 (休憩有)
会場アクロス福岡内
受講料一般3,000円、学生1,500円
※楽譜郵送希望の方は郵送代が別途500円必要です。
課題目「主の昇天祭」のグレゴリオ聖歌
  入祭唱   Viri Galilaei
  アレルヤ唱 Alleluia
  奉納唱   Ascendit Deus
  拝領唱   Psallite Domino
  主の祈り  Pater noster
募集人数50名
聴講聴講無料 ※開講当日の受付が必要です。

※内容は変更になる場合がございます。

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※受講の申込みは、2019年7月15日(月・祝)10時開始です。(7月31日(水)15時締切) 
受付は終了しました。ご応募ありがとうございました。


*曲目について*

キリストが復活をする復活祭(イースター)から40日目、聖書の記述によると、キリストは生きたまま、天に昇って行かれました。これを記念するのが「主(=イエス)の昇天」祭です。この日に歌われるグレゴリオ聖歌は、冒頭、一気に天に昇るシーンを一連のネウマ譜で見事に表現をしています。ネウマで示される華麗な旋律描写とそれを歌わせる技術的側面は、ともに括目に値します。今回は、主の昇天祭の固有唱を題材として取り上げ、ネウマ譜で実践してみます。

「ネウマ譜」とは、テキストをどのように読むか、という朗唱芸術の一端として発展し、旋律に内容(=神学)を反映させるための具体的な歌い方の指示記号として各地で定着しました。グレゴリオ聖歌は、和音はおろか、一定の拍感がもたらすテンポもありませんが、高い精度でタイミングや響きの質の一致を歌い手に要求します。セミナーでは、ネウマの意味や、そこに示された息・声の使い方などを解説しながら、基本的に「オウム返し」で練習していきます。拍節感や和声の伴う楽曲からは得られないアンサンブルを体験しましょう。また、主の昇天と歌詞内容の説明を通し、なぜこのネウマが付されたのか、という理由を理解することで、音楽と歌詞内容の具体的な繋がりを実感できるでしょう。

古い時代の作品を初めて歌う方、宗教曲が初めてという方も大歓迎です。また、「歌う」ということに関して、さらなるアイデアを求めている方も、是非いらしてください。合唱の基本中の基本、「ユニゾン歌唱」の神髄を皆さんとともに体験しましょう。

文責:安積道也