古楽セミナー(アンサンブル)

古楽器と声楽のアンサンブルを楽しく学びましょう。
短時間の集合レッスンで音楽を創り、その成果を「古楽ステージ」にて発表します。

講師岩田耕作
日程[Aコース] 2024年10月12日(土) 16:30〜18:00、13日(日) 9:45~13:30
[Bコース] 2024年10月13日(日) 15:00〜16:30、14日(月・祝) 9:30~12:30
※発表演奏の時間を含む
成果発表[Aコース] 2024年10月13日(日)
[Bコース] 2024年10月14日(月・祝)
古楽ステージ内にて演奏
会場アクロス福岡内
受講料一般3,000円、学生1,500円
※2コースとも受講の場合:5,000円(学生2,500円)
※楽譜郵送希望の方は郵送代が別途500円必要です。
課題曲[Aコース] G.F.サンチェス:聖マリア・マグダレーナのミサより
[Bコース] J.G.deセスペデス:夜が誘う、 J.アラニェス:チャコ―ナで大騒ぎ
♪このページ下方に曲目解説を掲載しています。
募集パート声楽:全声部(Aコース:ラテン語、Bコース:スペイン語)
器楽:A=415hzで演奏可能な全ての古楽器
募集人数各30名
聴講10月12日、13日に限り可(有料・要事前申し込み)
※聴講の受付開始は9月を予定しています
※古楽ステージでの発表演奏はどなたでもお聴きになれます(申込不要・入場無料)

ご注意とお願い

○管楽器は、原則古楽器を、弦楽器は、ガット弦あるいはそれに近い響きの弦を使用してください。弓はバロック弓を使用してください。
○複数の楽器でのエントリーも可能です。

管楽器はA=415Hzのピッチで演奏できる古楽器タイプのもの、弦楽器はガット弦やバロック弓を使用したものでのご参加をお願いします。
通常のヴァイオリンやチェロをお持ちで、今回ガット弦を張っての演奏に初めてチャレンジされたい方も、弦や弓の購入や使用についてのアドバイスをしていますので、お気軽にお問合せ (※)ください。
※新・福岡古楽音楽祭実行委員会にメールにてご連絡ください。講師へお繋ぎいたします。

受付期間:2024年7月15日(月・祝)10:00 ~ 7月31日(水)15:00



*曲目について*

【Aコース】 17世紀イタリアの音楽
G.F.サンチェス:聖マリア・マグダレーナのミサ / G.F.Sances:Missa Sancta Maria Magdalena
自らテノール歌手でもあったサンチェスは、オペラ、カンタータ、モテット、ミサ曲など、多くの声楽作品を残しています。
ローマで音楽を学んだ後、イタリア各地で歌手、オペラ作曲家として活躍。1636年以降はウイーンに移り宮廷礼拝堂の歌手、後に帝室カペルマイスターを務めました。
聖マリア・マグダレーナのミサは、七つの声部、12の器楽パート(弦6パート&管6パート)で構成されています。1週間が7日、1年が12か月からもわかるように、キリスト教では7と12は完成、完全を表す数と考えられてきました。このミサの楽器編成は明らかにこの二つの数を意識されたものと思われます。
[参考音源]
https://www.youtube.com/watch?v=5wT3qSHT8Z4

【Bコース】 新大陸のバロック音楽~海を渡った音楽
① J.G.deセスペデス:夜が誘う / J.G.de Zespedes: Convidando está la noche
② J.アラニェス:チャコ―ナで大騒ぎ / Juan Arañés: Un sarao de la chacona
1492年のコロンブスの大西洋横断以降、新大陸にはヨーロッパから、そして奴隷として連れていかれたアフリカの人々によってさまざまな音楽がもたらされました。そして独自の発展を遂げた新大陸の音楽は再び海を渡り、バロック時代のヨーロッパの舞曲に多大な影響を与えたのです。そんなヨーロッパと新大陸の交流によって生まれた音楽の歴史をたどっていきます。
セミナー内でスペイン語の発音の説明もしますので、スペイン語の経験のない方も是非ご参加ください。
[参考音源]
https://www.youtube.com/watch?v=jbao4A5VFV0
https://www.youtube.com/watch?v=bkkBUaASKY4

文責:岩田耕作