古楽セミナー(古楽アンサンブル)

古楽器と声楽のアンサンブルを楽しく学びましょう。
短時間の集合レッスンで音楽を創り、その成果を「古楽ステージ」にて発表します。

講師岩田耕作
日程[Aグループ] 2021年10月16日(土) 10:00~15:00
[Bグループ] 2021年10月16日(土) 15:30〜17:30、17日(日)9:45~12:00
※発表演奏の時間を含む。休憩随時。
古楽ステージ出演日[Aグループ] 2021年10月16日(土)
[Bグループ] 2021年10月17日(日)
会場アクロス福岡内
受講料一般3,000円、学生1,500円
※2グループとも受講の場合:5,000円(学生2,500円)
※楽譜郵送希望の方は郵送代が別途500円必要です。
課題曲[Aグループ] ラモー:歌劇「優雅なインドの国々」 より (ピッチ:A=415Hz)
[Bグループ] カヴァリエリ:「おお、何という新しい奇跡」 より (ピッチ:A=440Hz)
♪このページ下方に曲目解説を掲載しています。
募集パート【管楽器】 オーボエ、ファゴット、リコーダー、フルート
【通奏低音楽器】チェンバロ、リュート
【弦楽器】 ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ
【声楽(Bコースのみ)】ソプラノ、アルト、テノール、バス
募集人数各グループ 20名

受付期間:2021年8月1日(日)10:00 ~ 8月15日(日)15:00


ご注意とお願い

○管楽器は、原則古楽器を、弦楽器は、ガット弦あるいはそれに近い響きの弦を使用してください。弓はバロック弓を使用してください。
○複数の楽器でのエントリーも可能です。
○ピッチは曲により異なります。2コースともご参加いただくことも可能ですが、楽器構成、参加人数のバランスによってはご相談させていただく場合があります。あらかじめご了承ください。

管楽器は415Hz(Aグループ)/440Hz(Bグループ)のピッチで演奏できる古楽器タイプのもの、弦楽器はガット弦やバロック弓を使用したものでのご参加をお願いします。
通常のヴァイオリンやチェロをお持ちで、今回ガット弦を張っての演奏に初めてチャレンジされたい方も、弦や弓の購入や使用についてのアドバイスをしていますので、お気軽にお問合せ (※)ください。
※新・福岡古楽音楽祭実行委員会にメールにてご連絡ください。講師へお繋ぎいたします。


*曲目について*

【Aグループ】
「優雅なインドの国々」は1735年にパリで初演されました。ここでいうインドとはヨーロッパ以外の国々という意味で、オスマン帝国、ペルー、ペルシャ、北米が物語の舞台となっています。和声理論家としても知られるラモーの作品はハーモニーの使い方の妙はさることながら、それぞれの楽器の音色を効果的に使い分けるなど、のちの管弦楽の発展に大きく寄与した作曲家でもあります。今回は序曲や舞曲などの、器楽曲の部分を抜粋で取り上げます。

【Bグループ】
「おお、何という新しい奇跡」は、1589年フィレンツェ大公メディチ家当主フェルディナンド1世とフランス王アンリ2世の孫娘クリスティーヌ・ド・ロレーヌの挙式の際に上演された喜劇「ラ・ペレグリーナ」の幕間音楽です。カヴァリエリは11年後の1600年には歴史上最初のオラトリオを作曲していますが、合唱とソリの対比、エコー効果など、舞台における空間的劇的音響を意識した作風はすでにこの曲にも現れています。

文責:岩田耕作