10周年記念コンサート「バロックの三大巨匠たち〜祝祭の音楽」のために特別に編成されたオーケストラ。
[指揮/ヴァイオリン] 寺神戸亮[ヴァイオリン] 大内山薫、倉田輝美、髙岸卓人、竹嶋祐子、鳥生真理絵、松岡祐美
[ヴィオラ] 松隈聡子、渡部安見子
[チェロ] 懸田貴嗣、島根朋史
[コントラバス] 角谷朋紀
[バロックオーボエ] 荒井豪、本岡華菜、森綾香
[バロックファゴット] 村上由紀子
[リコーダー] 大坪由香、古橋潤一
[トランペット] 古賀敦子、斎藤秀範、渡邊裕介
[ホルン] 下田太郎、塚田聡
[パーカッション] 荒井めぐみ
[チェンバロ] 西野晟一朗
寺神戸亮 Ryo Terakado (指揮/バロックヴァイオリン)
桐朋学園大学卒業。1983年日本音楽コンクールヴァイオリン部門第3位。その後東京フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターを経てオランダへ留学し、デン・ハーグ王立音楽院にてシギスヴァルト・クイケンの下で研鑽を積む。ラ・プティット・バンドをはじめとしたヨーロッパを代表する古楽器アンサンブルやオーケストラのコンサートマスターを務め、リーダーとして優れた資質を発揮し、またソリストとして数多くのオーケストラと協奏曲を共演。2015年、第45回東燃ゼネラル音楽賞受賞。
デン・ハーグ王立音楽院教授、桐朋学園音楽大学特任教授。ベルギー王立音楽院にてアーティスト・イン・レジデンスとしてマスタークラスを行っている。ベルギー、ブリュッセル在住。
大内山薫 Kaoru Ouchiyama (バロックヴァイオリン)
京都市立芸術大学を経て同大学院を首席修了。大学院賞受賞。博士課程にて学び、その後古楽の研鑽を深めるために渡欧。デンハーグ王立音楽院古楽科にて寺神戸亮氏に師事しディプロマを取得する。仏シャンゼリゼ管弦楽団より2年連続で奨学金を受け古楽音楽祭Festival de Saintesに参加。 帰国後は関西を拠点とし、コンサート、録音、オペラ、古楽音楽祭に多数出演。KANSAI BAROQUEコンサートマスター。
倉田輝美 Terumi Kurata (バロックヴァイオリン)
名古屋市立菊里高校音楽科、桐朋学園大学音楽学部卒業。読売新人音楽賞受賞。東京・名古屋にて推薦新人演奏会に出演。モーツァルテウム音楽院アカデミーにてJ.J. カントロフ氏に師事しディプロマ取得。その後米国で活動し、福岡県に移住。
現在、コンセール・エクラタン福岡/ぼんぐう/響ホール室内合奏団メンバー、筑豊フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターとして活動中。
髙岸卓人 Takuto Takagishi (バロックヴァイオリン)
滋賀県彦根市出身。東京藝術大学を卒業後、同大学大学院修士課程、デン・ハーグ王立音楽院修士課程を修了。東京芸術大学卒業時に同声会賞を受賞。平成27年度滋賀県次世代文化賞を受賞。ヴァイオリンを戸澤哲夫、野口千代光、若松夏美、寺神戸亮の各氏に師事。
アルベリ弦楽四重奏団メンバー。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団団員。
竹嶋祐子 Yuko Takeshima (バロックヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽学部卒業。ヴァイオリン・室内楽を久保田良作、天野晴司、山根美代子、数住岸子の各氏に師事。レンク国際音楽アカデミーにてシャンドール・ヴェーグ氏に師事。大学在学中よりオリジナル楽器による演奏に興味を持ち「東京バッハ・モーツァルトオーケストラ」のメンバーとして演奏活動を始める。「バッハ・コレギウムジャパン」のカンタータ全曲録音プロジェクトや国内外での公演をはじめ「オーケストラ リベラクラシカ」「レ・ボレアード」などのオーケストラで活動する他、アンサンブルにも積極的に取り組み、各地の芸術祭などにも参加。
「楽遊会クァルテット」「アンサンブル・朋」メンバー。福岡市在住。
鳥生 真理絵 Marie Torui (バロックヴァイオリン)
桐朋学園大学院大学を卒業後渡欧、ブリュッセル王立音楽院にてモダン及びバロック・ヴァイオリンを学ぶ。在学中よりレ・ムファッティ、イル・ガルデリーノ等の古楽アンサンブルの公演に定期的に参加するなどベルギーを中心に演奏活動を行う。2021年末より拠点を日本に遷し母国での活動を再開。これまでにモダン・ヴァイオリンを西藤美恵子、藤原浜雄、P. グラファン各氏に、バロック・ヴァイオリンを寺神戸亮、F. フェルナンデス、戸田薫各氏に師事。
松岡祐美 Yumi Matsuoka (バロックヴァイオリン)
3歳よりヴァイオリンを始め、朔 望氏に師事。
ソロ、室内楽、オーケストラ等で演奏活動をしながら、後進の指導にも力を注いでいる。
現在、コンセール•エクラタン福岡メンバー、アルモニア管弦楽団コンサートマスター、福岡音楽学院非常勤講師、福岡ジュニアオーケストラヴァイオリン講師。
松隈聡子 Satoko Matsukuma (バロックヴィオラ)
ロッテルダム音楽院卒業。サヴォンリンナ音楽アカデミー、オランダ国立ユースオーケストラ、ヴィオラスペース東京、新・福岡古楽音楽祭、つくば古楽合宿等に参加。 日本演奏連盟主催新人演奏会にて九州交響楽団と共演。寺神戸亮、若松夏美、成田寛各氏のマスタークラス受講。
響ホール室内合奏団首席ヴィオラ奏者。コンセール・エクラタン福岡、アンサンブル・ファルケ、ぼんぐうに所属。
渡部安見子 Amiko Watabe (バロックヴィオラ)
東京藝術大学附属音楽高校を経て同大学器楽科卒業。浅妻文樹、兎束俊之、ライナーモーク氏に師事。在学中よりジャンルにこだわらず国内外のアーティストのサポートをつとめるとともに、数々のレコーディングに参加。バロックヴァイオリンを若松夏美氏に師事。オリジナル楽器による演奏も併せて行っている。バッハコレギウムジャパンによるバッハカンタータ全曲録音に参加。レ・ボレアードメンバー。
懸田貴嗣 Takashi Kaketa (バロックチェロ)
伊ボンポルティ国際古楽コンクールで第1位、聴衆賞を受賞。バッハ・コレギウム・ジャパン、リクレアツィオン・ダルカディア、ラ・ヴェネシアーナのメンバーとして、世界各地の音楽祭に招かれている。通奏低音奏者としてエマ・カークビー、エンリコ・オノフリら著名なソリストと共演も数多い。CD「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」で文化庁芸術祭優秀賞を受賞。下田国際コンクール、国際古楽コンクールの審査員もつとめる。
島根朋史 Tomofumi Shimane (バロックチェロ)
現代・ヒストリカルのチェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバを操る三刀流奏者。東京藝術大学にて博士号取得。同声会賞、大学院アカンサス音楽賞受賞。パリ・サティ音楽院修了。ソロCD「レ・モノローグ」は新聞雑誌5誌の推薦盤に選出された。古楽オーケストラLa Musica Collana首席奏者、サブディレクター。同団でNHKららら♪クラシックに出演。バッハ・コレギウム・ジャパン、木心トリオ等メンバー。
印西国際音楽コンクール審査員。昭和音楽大学講師。
角谷朋紀 Tomoki Sumiya (コントラバス)
東京藝術大学器楽科卒業。コントラバスを宮澤敏夫、永島義男、西田直文各氏に師事。デン・ハーグ王立音楽院にてマギー・アークハルト氏に師事し大学院を修了。イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、ラ・プティット・バンドなどヨーロッパの数多くのオーケストラ、アンサンブルにて演奏してきた。
2011年、デンハーグピアノ五重奏団のメンバーとしてファン・ワセナール国際アンサンブルコンクール(オランダ)第1位、同時に最優秀演奏者賞を受賞。
本岡華菜 Kana Motooka (バロックオーボエ)
福岡県出身。12歳よりオーボエを始め、これまでに大倉安幸、和久井仁、北島章、青山聖樹の各氏に師事。福岡女学院高等学校音楽科を経て、2021年武蔵野音楽大学卒業。また高校在学中よりヒストリカルオーボエに興味を持ち、大学在学中の19歳よりバロックオーボエを三宮正満氏に師事。クセニア・レフラー、アルフレード・ベルナルディーニの両氏のマスタークラスを受講。
現在、室内楽やオーケストラでの演奏、個人レッスンなどを福岡や関東を中心に行なっている。
森綾香 Ayaka Mori (バロックオーボエ)
沖縄県立芸術大学音楽学部卒業、桐朋学園大学研究科修了。
モダン楽器、ピリオド楽器問わず都内を中心にオーケストラ、室内楽、ミュージカル等に出演。「バッハ・コレギウム・ジャパン」の公演・録音・海外ツアー、他様々な室内楽やオーケストラに参加している。オーボエを山本直人、諸岡研史、北島 章、オーボエとバロックオーボエを本間正史の各氏に師事。
Silva Orchestra Tokyoメンバー。
村上由紀子 Yukiko Murakami (バロックファゴット)
福岡教育大学音楽科卒業後東京藝術大学別科及び大学院にて岡崎耕治氏に師事。オランダ王立デン・ハーグ音楽院にてヒストリカルファゴットをドナ・アグレル氏に師事。
音楽院在学中より数々の在欧アンサンブル等と共演。これまでに18世紀オーケストラ、ラプティットバンド、リチェルカールコンソートその他のメンバーとしてツアーや録音等に参加。バッハコレギウムジャパンのカンタータ全曲録音においても多数の録音を残している
大坪由香 Yuka Ootsubo (リコーダー)
8歳より故・麻生純氏にリコーダーの指導を受ける。福岡県立修猷館高校、桐朋学園大学古楽器科(リコーダー専攻)卒業。同大学研究科修了。オランダのデン・ハーグ王立音楽院古楽科、アムステルダム古楽アカデミー、ユトレヒト音楽院にて学ぶ。現在福岡を拠点に、各地でリコーダーの演奏及び教授活動を行っている。
2006年度文化庁新進芸術家海外留学制度研修員(オランダ・ユトレヒト)。
”FORDs福岡オープンリコーダーデイズ”音楽監督。フラウタ・デ・ピコ主宰。
古橋潤一 Junichi Furuhashi (リコーダー)
桐朋学園大学音楽学部古楽器科卒業。第30回ブル-ジュ国際古楽コンク-ル入選。17世紀イタリア・スペインの音楽を主に演奏するアンサンブル、メディオ・レジストロ主宰。CD『メディオ・レジストロ』『スパニッシュ・プログレッシヴ・バロック』リリース、好評を博した。また、2022年には松竹制作の舞台「陰陽師生なり姫」の音楽監督、編曲等をつとめ、活動の幅を広げている。
桐朋学園大学古楽器科非常勤講師。
古賀敦子 Atsuko Koga (トランペット)
10歳よりトランペットを始める。12歳よりトランペットを八馬俊也氏(元九州交響楽団)に、高校在学中の頃、佛坂咲千生氏(元NHK交響楽団)に師事。中村学園女子高等学校卒業後フリーランスのトランペット奏者として活動を始める。その活動は多岐に渡り、クラシックからジャズや演歌まで、オールラウンダーの奏者として幅広く活動している。
九州管楽合奏団、長崎OMURA室内合奏団(NOCE)団員
ジャズビッグバンドAdvanced Music Gallery(通称AMG)リードトランペット奏者
斎藤秀範 Hidanori Saito (トランペット)
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。
バッハ・コレギウム・ジャパン及びオルケストル・アヴァン=ギャルド、トランペット奏者。
国内外において演奏活動を行う。またメディアにおいてもNHK「らららクラシック」や、テレビ朝日「題名のない音楽会」のトランペット特集回や、NHKのラジオ番組「古楽の楽しみ」にゲスト出演をし、演奏、解説を行うなど、いずれも好評を得ている。
Japan Historical Trumpet Project (JHTP)主宰。
渡邊裕介 Yusuke Watanabe (トランペット)
12歳よりトランペットを始める。
フリーランスの演奏家としてソロやアンサンブル、オーケストラの演奏会に出演。
また、Big BandやJazzのライブなど様々なジャンルで活躍中。
現在、ヤマハ大人の音楽レッスン講師、コンセール・エクラタン・福岡正会員。
トランペットを本村 孝二氏、Jazzトランペットを牧原 正洋氏に師事。
斎藤 秀範氏のバロックトランペットマスタークラスを受講。
下田太郎 Taro Shimoda (ホルン)
尚美学園にて学ぶ。同校ディプロマコースを首席で修了。
第14回並びに第17回•日本管打楽器コンクール第三位。第67回•日本音楽コンクール第三位。
現在『THE ORCHESTRA JAPAN』団員。『琉球フィルハーモニックオーケストラ』客演首席奏者。
『ナチュラルホルンアンサンブル東京』のメンバーとして、CD【re Discovery】(ALCD-3118)、発売中。
尚美ミュージックカレッジ並びに洗足学園音楽大学の非常勤講師。
塚田聡 Satoshi Tsukada (ホルン)
東京藝術大学卒業。アムステルダムに留学し、C.モーリー氏にナチュラルホルンを師事する他、フラウト・トラヴェルソをK.ヒュンテラー氏に師事するなど古典派音楽への造詣を深める。01年には文化庁在外研修制度を利用し再度渡欧、T.v.d.ツヴァルト氏にナチュラルホルンを師事する。
現在は東京フィルハーモニー交響楽団のホルン奏者、またナチュラルホルン奏者として活躍。
ラ・バンド・サンパ主宰、ナチュラルホルンアンサンブル東京のメンバー。
荒井めぐみ Megumi Arai (パーカッション)
徳島県出身。2013年に武蔵野音楽大学を卒業。在学中は吉原すみれ氏に師事。2015年にドイツ・
ベルリンへ渡り、ヒストリカル奏法をミヒャエル・メッツラー氏の下で学ぶ。
これまでにバッハ・コレギウム・ジャパンをはじめとする国内外の団体と共演。バロック・ティンパニおよび、ヒストリカル・パーカッションの演奏を中心に活動している。
西野晟一朗 Seiichiro Nishino (チェンバロ)
桐朋学園大学古楽器科チェンバロ専攻を卒業。チェンバロ、通奏低音を有田千代子、上尾直毅、根本卓也の各氏に、フォルテピアノを小倉貴久子氏に師事。
第4回フォルテピアノ・アカデミー SACLA(小倉貴久子氏主催)ではクラヴィコード、タンゲンテンフリューゲルのコンサートと、クラヴィコードワークショップの講師を務め好評を博した。
アルル音楽教室チェンバロ講師。
コンセール・エクラタン福岡チェンバロ奏者。