古楽アンサンブルセミナー

古楽器と声楽のアンサンブルを楽しく学びましょう。
短時間の集合レッスンで音楽を創り、その成果を「古楽ステージ」にて発表します。

講師岩田耕作
日程[Aコース] 2022年10月15日(土) 10:00~15:00
[Bコース] 2022年10月15日(土) 15:30〜17:30、16日(日)9:45~12:00
※発表演奏の時間を含む。休憩随時。
成果発表[Aコース] 2022年10月15日(土)
[Bコース] 2022年10月16日(日)
古楽ステージ内にて演奏
会場アクロス福岡内
受講料一般3,000円、学生1,500円
※2コースとも受講の場合:5,000円(学生2,500円)
※楽譜郵送希望の方は郵送代が別途500円必要です。
課題曲[Aコース(器楽)] M.カッツァーティ:チャッコーナ(1651)
[Bコース(器楽+合唱)] D.ツィポーリ:小ミサ
♪このページ下方に曲目解説を掲載しています。
募集パート[器楽] A=415hzで演奏可能なすべての古楽器
[声楽(Bコースのみ)] 合唱(ソプラノ・アルト・テノール)
募集人数各グループ 20名

※コロナ対策として、聴講生の受け入れは行っておりません。


ご注意とお願い

○管楽器は、原則古楽器を、弦楽器は、ガット弦あるいはそれに近い響きの弦を使用してください。弓はバロック弓を使用してください。
○複数の楽器でのエントリーも可能です。

管楽器はA=415Hzのピッチで演奏できる古楽器タイプのもの、弦楽器はガット弦やバロック弓を使用したものでのご参加をお願いします。
通常のヴァイオリンやチェロをお持ちで、今回ガット弦を張っての演奏に初めてチャレンジされたい方も、弦や弓の購入や使用についてのアドバイスをしていますので、お気軽にお問合せ (※)ください。
※新・福岡古楽音楽祭実行委員会にメールにてご連絡ください。講師へお繋ぎいたします。


*曲目について*

【Aコース:17世紀イタリア的器楽セッション】
マウリツィオ・カッツァーティ(Maurizio Cazzati 1616-1678): チャッコーナ(Ciaccona 1651年)
様々な種類の楽器でのアンサンブルができるのが古楽の魅力。特にルネサンスからバロック初期にかけては、舞曲などを題材とした即興演奏が行われたり、その都度の催し事の楽器編成に併せてアレンジや作曲がなされました。今回は17世紀イタリアの舞曲チャッコーナを題材に、アンサンブルセミナーに集まってくださったメンバーに併せたアレンジ、上級者には即興演奏を加えていただくなどして、古楽祭ならではのonly oneな演奏を行っていきたいと思います。

【Bコース:新大陸の響き】
ドメニコ・ツィポーリ (Domenico Zipoli 1688-1726) : 小ミサ(Missa Brevis)
18世紀前半のイタリアの作曲家。イエズス会の宣教師でもあったツィポーリは、フィレンツェで活躍したのち新大陸にわたり、アルゼンチンのコルドバで亡くなっています。以前からイタリア時代に出版された鍵盤音楽の作曲家としては知られていましたが、ごく最近になって南米時代の教会音楽がボリビアで発見されました。イタリア+南米の、まさにラテン的な明るいミサ曲です。

文責:岩田耕作