
桐朋学園大学卒業。1983年日本音楽コンクールヴァイオリン部門第3位。その後デン・ハーグ王立音楽院にてシギスヴァルト・クイケンの下で研鑽を積む。
ラ・プティット・バンドをはじめとしたヨーロッパを代表する古楽器アンサンブルやオーケストラのコンサートマスターを務め、リーダーとして優れた資質を発揮し、またソリストとして数多くのオーケストラと協奏曲を共演。初期バロックから後期ロマン派、印象派に至るまで、ソロ・室内楽で幅の広い活動を行っている。ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを用いた演奏活動も精力的に行い、J.S.バッハ《無伴奏チェロ組曲全曲》録音ではレコード・ アカデミー(器楽曲部門)賞を受賞。「第1回北とぴあ国際音楽祭’95」において、パーセルの《ダイドーとエネアス》で指揮者デビュー、以後ラモーやモーツァルトなどのオペラ作品を中心に公演し、日本で最もバロック・オペラに精通した貴重な存在である。
デン・ハーグ王立音楽院教授、 桐朋学園音楽大学特任教授。ベルギー、ブリュッセル在住。